マンション空室対策の必須性|空室によるリスクについて

2019年3月15日

マンション経営において、空室は避けなければならないもの。
しかしながら、なぜそもそも空室対策が必要なのでしょうか?
今回は、空室が抱えるリスクと今後の社会の動きから、マンション空室対策の必須性についてご紹介したいと思います。

□空室対策はなぜ必要か?

*空室リスクについて

空室を放置すると様々なデメリットが生じます。それらのことを空室リスクと呼びますが、空室リスクは大きく2つ存在します。

・収入の低下
マンション経営は、入居者が支払う家賃をもとに利益を出していくことで成り立ちます。
つまり、空室があるとその分だけ収入が低下し、安定した経営ができなくなるということです。
例えば、家賃7万円のマンションに空室が5件、それが1年間続いたとします。
するとその損失は7万円×5部屋×12か月=420万円となり、1年間に420万円の逸失利益(いっしつりえき)が生じたと考えられます。
(逸失利益とは、本来得られるはずだった利益の損失のことを指します。)

・設備の損傷
人が住まない家は劣化が早いと言いますが、長期間の空室においても同じことが起こります。
中でももっとも大きい問題は水回りの劣化や異臭といった悪影響です。
これは、入居者がいないことで水が流れることがなくなり、本来そこに常にあるべき水が全て干上がってしまうために起こります。
また、水が無くなることで排水管から害虫が侵入してしまうこともあり、これらの問題を解決するのにも余計な費用がかかってしまいます。

*今後の社会の動き

日本の人口は、2008年の約1億2800万人をピークに減少の一途を辿っています。
しかも、一人ではマンションに住むのに適さない高齢者の人数が増え、逆にマンションに住む可能性が高い若年層の人数が減っていくので、そもそもマンションを利用する母数が減り、空室が増加します。
それに加え、月日を経て築年数が進むとマンションの魅力は減少します。
古いマンションは、なにか差別化できる要素がない限り新築のマンションに入居者を奪われてしまい、空室を埋めることができません。
そして、空室が増えたマンションは空室リスクに頭を抱えることになるのです。

□まとめ

マンションの空室対策の必須性について、空室リスクと社会の動きの点からご紹介しました。
人口減少により、今後必ずマンションの空室は増加していきます。
したがって、空室対策を行わない限り収益は落ち、さらには空室リスクによって大きな損失が生じ続ける可能性があります。
ご質問や何かお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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