賃貸住宅の空室対策には、様々な方法があります。
その中でも、比較的最近できた制度に「住宅セーフティネット制度」というものがあります。
これは、主に住まいを探している人に向けて、住む場所を確保させるために作られた制度です。
しかし、賃貸住宅のオーナーにもメリットがある制度でもあります。
今回は、オーナー側から見たセーフティネット制度のメリットをご紹介します!
近年、日本には住宅探しに困っている人が増えていると言われています。
低所得者や高齢者、障がいがある人、外国人などが該当します。
そのような人たちのために、2007年に制定されたのがこの制度です。
「住居を探したいけど公営団地に入れない」という方を支援するために生まれました。
住居を探す人が増える一方、空室に悩む賃貸物件オーナーも増えています。
セーフティネット制度はこの矛盾を解決する手段の一つになるかもしれません。
この制度に物件や空き室を登録することで、住居を探している人が検索して入居を希望してくるのを期待できます。
この制度を利用すれば、国土交通省の「セーフティネット住宅情報提供システム」に物件や空き室を登録できます。
ここに登録すれば、住居を探している人の検索によって入居希望者を増やすことに繋がります。
オーナーにとって一番厄介な、空室問題の対策の一つとして注目されています。
この制度は国土交通省が管理しています。
制度に関する資料は、国土交通省のホームページから見ることができます。
建物の改修などにかかる費用について補助が受けられる場合があります。
制度に登録するには、一定の基準を満たしていなければなりません。
しかし、改修をすればその基準を満たせる場合には、申請すれば認められます。
また、改修自体もさらに入居者を増やすことに繋がります。
その内容によって一定の条件がありますが、受けられる補助は受けておいた方が得かもしれません。
セーフティネット制度は、住居を探す人と空室を減らしたい人の両方にメリットがある制度です。
しかし、制度が始まってまだ時間が経っていないため、あまり知られていません。
物件や空き室を登録するには条件がありますが、十分検討に値する制度です。
ぜひこの制度を利用して、空室対策の一つにしてください。
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